離婚を決意した妻の行動

離婚を決意した妻の行動

  1. 夫が離婚に応じない場合に備える
  2. きれいに離婚できるか?調べる
  3. 経済的自立を目指せ
  4. 離婚後の住まいを確保する
  5. 子供にはどう伝えるか考える
  6. 離婚準備を夫に勘づかれないうようにする
  7. 離婚後の生活を具体的にイメージする



「もう今の夫とは離婚しよう」
そう決意した妻のあなたはどんな行動をとりますか?

実は離婚を決意した妻の行動が、その後の離婚に大きく影響するのです。

なぜなら、妻から一方的に離婚を申し入れても夫が承諾しなければ離婚はできません。
それでもどうしても離婚したいのならば「調停」「裁判」で争わなければなりません。

この記事では「離婚を決意した妻の行動」について考えてみました。
もし、あなたが離婚を決意した妻ならば、ぜひ参考にしてみてください。

本気で離婚を決意した妻の行動①夫が離婚に応じない場合に備える

本気で離婚を決意した妻のとる行動①夫が離婚に応じない場合に備える

「あなた、離婚してください」

「嫌だ。離婚なんてしない」

「子供の親権は母親である私がもらいます」

「嫌だ!渡さない!」

そんな水掛け論で平行線の離婚の話し合いなんて世の中にたくさんあります。

離婚には夫の合意も必要

いくらあなたが今の夫と離婚したくても、離婚は夫婦二人の合意がないとできません。
離婚届には夫婦二人の署名捺印が必要なんです。
夫が離婚届に署名とハンコを押してくれない限り、法的な有効な離婚はできません。

ですから、夫が離婚届にハンコを押してくれないかもしれないということも想定しておかなければなりません。

浮気が離婚原因なら決定的証拠は先に押さえておこう

もしも離婚原因が「夫の浮気」ならば、離婚を切り出す前に決定的な証拠を押さえておくべきです。
この「浮気の決定的な証拠」とは、夫のスマホのLineやメールなどではありません。
なぜなら、これらは最悪「調停」「裁判」にまで離婚話がこじれた時に証拠として採用される可能性は低いからです。

「浮気の決定的な証拠」とはずばりプロの探偵に依頼した調査報告書です。

確かに浮気調査を探偵に依頼したら、その費用は安くはありません。
ケースにもよりますが、数十万円という事もあります。
※このあたりは妻のあなたが夫の浮気の行動パターンをしっかり把握していれば、かなりお安くできますが・・・

別居という強行突破の可否

離婚の話がこじれた場合、多くの奥様は「別居」に踏み切ります。
しかし、この別居が後々離婚に不都合な場合も多いのです。

勢いに任せて別居してしまうと
・夫の行動がわかりません。(浮気調査)
・夫の財産調査ができません。(財産分与)
ということがあります。

別居するなら、きちんと離婚の準備が完了してからがおすすめでsづ。

本気で離婚を決意した妻の行動②きれいに離婚できるか?調べよ

本気で離婚を決意した妻のとる行動②きれいに離婚できるか?調べよ

離婚で夫と妻がもめることは珍しくありません。

そして、それは「夫婦の気持ちの問題だけでなない」ことも多いのです。

夫の財産は調べつくしたか?

浮気癖のある男性には経済的に余裕のある方が少なくありません。
お金のない男なんて、女性は見向きもしませんからね。

そこで、まず調べて欲しいのが「夫名義の財産」です。
いくら夫名義であっても、婚姻中に築き上げた財産は夫婦共同の財産になります。

通帳や保険証券などは一緒に暮らしている状態なら調べておくこともできるでしょう。
できるだけ具体的な内容を確認しておきましょう。

もし調べられなかったとしても、なにか財産内容を明らかにするための参考になるような資料だけでもOkです。
たとえば銀行や証券会社などから届いている郵便物などがないか?探してみることも重要です。

調停や裁判で家庭裁判所の許可を得て弁護士などが調べることも可能ですが、それもなにか手掛かりがあってこそです。
何もわからない状態ではかなり大変なことですし、見つからないことも多いのです。

今のマイホームの値段は?

今のマイホームの売却相場はご存知ですか?

売却しても借金が残るオーバーローンの場合は、離婚の財産分与の対象にはなりません。

しかし、売却したとして、住宅ローンを完済した後にお金が残るアンダーローンならば、その残るお金は財産分与の対象になります。

夫婦共同で借りた住宅ローンは問題が複雑になるな

実は今、離婚で住宅ローンが大きな障害になることが多いのをご存知ですか?
結婚当初は友、働きだった夫婦も多いはずです。
そこいで、多くのご夫婦が希望のマイホームを手に入れるために夫婦共同で住宅ローンを借り入れしている場合がすごく多いのです。

離婚するなら夫婦共同の住宅ローンを清算しておくべきです。

もしかしたら、「養育費代わりに夫に支払わせて、この家には子供と妻の私が住み続けるのが当然」名だなんて考えていませんか?
それって、少しリスクの高い話です。
毎月の住宅ローンよりずっと少ない養育費すら払わない夫がほとんどなのに、どうしてそんなことが期待できるのでしょうか?

妻が出ていっても夫が今の家の住宅ローンを滞納したらあなたに督促がくる

今の家に夫がそのまま住み続けることもあるでしょう。
住宅ローンが夫単独名義で妻のあなたが連帯保証人などではない場合は、問題ありません。

しかし、
・妻が連帯債務者(ペアローンの場合は夫婦ともに連帯債務者です)
・妻が連帯保証人(督促や一括返済を迫られます)
の場合、たとえ離婚して赤の他人たとしても住宅ローンが滞納されたら妻のあなたに督促が来ます。
もちろん、それを拒むことはできません。
住宅ローン借入の時の契約書(金銭消費貸借契約書)にそう記載してあるからです。

問題は今の住宅ローンが売っても借金が残るオーバーローンなのかどうか?

いざとなったら売却してチャラ以上になればよいのですが、住宅ローン残債額以上で今のマイホームが売れない場合が少なくありません。
そうすると離婚に際して大きな問題が残ります。

まずは、今マイホームを売却が住宅ローン残債額以上でできるのか?
それを調べておく必要があります。

離婚協議書作成に夫は協力してくれるか?

離婚に際して、意外と多くの夫婦がただの口約束で済ませている方がほとんどです。
しかし、それを後で後悔しても後の祭りです。

離婚する時に夫婦で交わした約束はきちんと証拠を残しておかなければなりません。

それには離婚協議書を作成しておくことをおすすめします。

本気で離婚を決意した妻の行動③経済的自立を目指せ

離婚を決意した妻のとるべき行動③経済的自立

離婚するにあたって、まずは離婚後の生活をどうやっていけばいいのか?
離婚の準備もお金がかなり必要です。
さらに離婚後は妻が一家の大黒柱となります、

貯金(ヘソクリ)に励みなさい

とにかく離婚で先立つものは【お金】です。

そのためには
生活費をできるだけ節約してヘソクリ(貯金)に励む
離婚後の生活に備えて経済的自立を確立しておく(就職)
ことが大事です。

夫の浮気の決定的証拠を掴むための探偵に依頼したら、数十万円かかることもあります。
離婚後の住まいを借りて新しい姓あkつを始めようとしたら、敷金礼金や新しい家電も必要になります。
離婚後の生活費を稼ぐ道を確保もしておかなければなりません。

とにかく離婚前にある程度の自由になるお金を貯めておく必要があります。

養育費はアテにしてはいけない

多く妻たちは、みんな養育費のことをきちんと理解していません。

養育費の相場は、思った以上に安いものなのです。
もちろん、養育費につては離婚する夫婦が花費合って決められます。
しかし、離婚でもめて家庭裁判所が養育費について決める場合には養育費算定表がひとつの目安になります。
これは養育費を子供の年齢や人数、夫と妻の年収によって算出しますが、意外と高くはないのです。
これは養育費を子供の年齢や人数、夫と妻の年収によって算出しますが意外とこの金額が高くはないのです。


子供が1人(第一子0~14歳)
義務者(養育費を支払う側)の年収が520万円(給与収入)
※縦軸の左の欄で一番近い525万円を採用
権利者(養育費を受け取る側)の年収が110万円(給与収入)
※横軸の下の欄で一番近い100万円を採用
それらを直線でそれぞれ横線と縦線を引いて交わったところ
すなわち4~6万円が毎月の養育費の目安となります。



実際に子供にかかるお金を考えたら、こんな養育費の金額では意外と低いと感じませんか?

その低い養育すら払わない元夫がほとんど

養育費をきちんと払い続ける父親は、4人い1人程度といわれています。
そして養育費を払わない元夫から養育費を取り立てるのはとても大変な手続きが必要になります。
ですので、離婚後の生活で養育費はあまりあてにしてはいけないのが現実です。


本気で離婚を決意した妻の行動④離婚後の住まいを確保せよ

離婚後の住まい
離婚後の住まいについてどう考えていますか?

特に子供がいる場合は、大きな問題になります。

専業主婦やパート収入だけでは賃貸マンションも借りられない

実は住まいを賃貸で借りるのも簡単ではないのです。
賃借人は借地借家法で手厚く保護されています。
ですから家賃を滞納してもすぐには追い出せないのです。
だからこそ、大家としては入居時の審査は慎重になるのです。
特に今はどの賃貸物件も家賃保証会社の保証加入が必須です。
この家賃保証会社の審査が専業主婦やパート主婦にはハードルが少々高いのです。

夫名義の持ち家に住むのはやめておけ

今、夫名義の持ち家に住んでいる妻と子供が住宅ローン滞納で突然追い出されてしまうケースが増えています。
また、夫婦共同で借りた住宅ローン(ペアローン)も離婚では大きな問題となっています。

離婚するなら、今の住まいに住み続けることは諦めるか?または借り換えなどで妻単独名義にしておくことをおすすめします。

実家に帰る?

離婚後の住まいで多いのが「実家に帰る」というパターンです。
しかし、これが後々大きなトラブルになることも少なくありません。

一時的に実家に帰るのはよいのですが、ずっと実家に住み続けるのならこれからのこともしっかり考えておきましょう。
二世帯同居は実親でもうまくいかないこともよくあるのです。

【離婚で実家に帰る前に観る動画】



たとえ実の親子でも年齢の差がありますから「価値観」「ライフスタイル」に相違があって当然です。
結婚して実家を出て10年以上も経っているなら、もう昔みたいに倉瀬はしません。
なにかしらの不満や我慢が出ることは覚悟しておきましょう。
お互いが我慢している生活は、いずれ爆発して険悪な関係になってしまうことがあるのです。

実家の両親に相談するタイミングを見極める

離婚後は実家に帰ろうと考えている場合、いつ親に離婚のことを切り出すかは慎重になってください。
もしも、少しでも離婚に迷っているのなら尚更です。

親からすれば、可愛い娘にそんな酷い仕打ちをする旦那なんて憎しみしかありません。

下手に離婚して実家に帰ることを親に伝えたことで、離婚話が勝手に独り歩きしてもうやり直しができなくなることもあるのです。

夫との関係が修復できそうだったり、子供のことを考えて離婚を思いとどまろうとしても今度は親が離婚話に口を挟んでくるので話がややこしくなるのです。

怒りや感情に任せて別居に走らない

カッと頭に血が昇って、後先考えずに別居に踏み切ることは避けましょう。
それが後々、離婚委不利になることも多いのです。

たとえば
・夫の浮気の決定的鵜証拠を掴むことができなくなる
・財産分与で夫の財産を調べることができなくなる
ことがあります。

別居は、きちんとそのあたりをクリアーにしてからにしてください。

本気で離婚を決意した妻の行動⑤子供にはどう伝える

離婚 子供 伝え方

離婚のことを子供にどう伝えるか?
難しいすよね。
妻のあなたにとってダメな夫でも、子供からすれば良きパパのこともあります。

子供が押さなければ、どうしてパパとママが別れて暮らすのか理解できないかもしれません。

時間をかけて、じっくりと説明していきましょう。

離婚後の子供の育て方は?

多くの離婚では、母親か子供を引き取ることが多いと思います。
しかし、なにがなんでも母親が子供を引き取るといういことに固執しなくてもいいんじゃないでしょうか?
もちろんシングルファーザー?という父親が子供を引き取るというケースも今はとてもい増えてきています。

要は、母親としてのエゴだけで子供を引き取らないということです。
確かに。母親が子供を引き取らないということに世間体を考えるかもしれません。
ですが、客観的に「子供にとってよりよい生活ができるのは?」という観点も大事だと思います。

【子供の親権mあなたのエゴでは?】

あえて子供の親権は諦める覚悟も必要かもしれない

現実的に今は母子家庭の貧困が大きな社会問題になっています。
義両親のサポートや夫の経済的能力を考えたり、子供の将来を考えればやむなく親権を諦めたほうが子供の未来に良い場合もあります。
それはとても辛い決断であることは間違いありません。
でも、いつか子供が大きくなったら分かってくれる日が来ると思います。

【離婚で残してきた子供もいつかわかってくれる】



実の母と子が敬語で話しているのを見たら悲しくなります。
確かに離れ離れになっていた母と子がすぐに関係を築き直すことはできません。
でも、きっと時間が解決してくれると思います。


離婚を決意した妻の行動⑥離婚準備を夫に勘づかれてはいけない

離婚を考えているのが夫にバレる

本気で離婚を決意した妻の行動は、円滑な離婚に向けての準備に向けた行動でなければいけません。
ですから、離婚のことを夫に気づかれてはいけないのです。

もし妻のあなたが本気で離婚を決意をしたのなら、これからの行動で夫に「離婚を決意したこと」を勘づかれてはいけません。
なぜなら、離婚を決意したことを夫に勘づかれると離婚がとても難しくなるからです。

何度も言いますが、離婚は夫婦双方の合意が必要になります。
夫婦双方の合意が得られなければ、ズルズルと何年も仮面夫婦や別居生活を続けるか?調停や裁判にまで持ち込まなければなりません。

夫に離婚を切りだしたのならば、夫もそれに従わざる負えない状況を作る。
そのための行動が、離婚を決意した妻のとるべき行動なのです。

夫とコミュニケーションをとる

離婚を決意した妻は、つい夫とのコミュニケーションをとらなくなります。・
そうすると、夫の行動が一切わからなくなります。

浮気調査をするにしろ
夫の財産を調べ上げるにしろ
夫とコミニケーションをとり続けなければ難しくなるのです。

家事はきちんとこなす

離婚を決意した妻は、ついつい家事をしなくなります。
顔の観るのも嫌な夫のパンツなんて洗いたくなんかないですよね。
毎日帰りの遅い夫のために夕飯を作って待っているなんてできませんよね。

そのお気持ちはすごくよくわかりますが、ここはグッと我慢です。

たとえ離婚を決意しても、妻ならきちんと家事はこなすようにしましょう。

不満が多くなっても愚痴は言わない

メイク・ファッションが変えない

ひとつ同じ屋根の下で暮らしている夫は、妻の行動には意外と妻のメイクやファッションに敏感です。
それは口に出して言わないけれど、妻の変化には敏感なのです。

特に、うすうす「離婚を切り出されるかも?」と勘づいている夫ならなおさらです。

もし妻のあなたのほうに「好きな人ができた」「外に働きに出た」したとしても極力以前と同じようなメイクやファッションでいるようにしましょう。

セックスレス

夜の夫婦生活。
このあたりは難しい問題です。
特に、離婚の原因が浮気だった場合はなおさらです。
他の女を抱いた手で、あなたを触ってくるだけで寒気がしますよね。

このあたりは、ちょっとセックスを避ける言い訳も考えておきましょう。

そもそもセックスレスが離婚の大きな理由になっているご夫婦も多いんですけどね。

本気で離婚したいなら、とにかく離婚後の生活を具体的にイメージして行動してください

円満離婚

離婚を本気で決意したのなら、妻のとるべき行動は離婚の準備に向けて粛々と進めていかなければなりません。

それは、離婚を決意した瞬間から離婚後の生活をイメージして行動していかなければなりません。

そのためには
法律的にも有利に離婚話が進むようにしておく
※財産分与・親権
離婚後の生活のための経済的自立
※生活費・住まい・子供の教育など
をしっかりと考えて準備していきましょう。