離婚に勝ち負けをつけるなんてちょっと不謹慎かもしれません。
しかし、離婚話を夫婦で進めるうえで
子供の親権
慰謝料
養育費
財産分与
浮気調査
などで有利な進め方と不利な進め方は確かに存在すると私は思います。

離婚で勝つには準備がとにかく大事!
それには
離婚のタイミング
離婚のきれいな別れ方
離婚では「悲劇のヒロイン」を演じることが大事
離婚の法律
離婚の夫婦の財産分与
離婚のための浮気調査
があります。

離婚の準備でタイミングは重要!親への切り出し方・子供の小学校転校や受験などの影響

離婚を考えた時に真っ先に考えなければいけないのが
離婚のことを実親や義両親に切り出すタイミング
子供の教育への影響を考えた離婚のタイミング
です。

離婚することを親に報告するタイミング

離婚することを親にいつ報告するか?
そのタイミングって難しいですよね。
離婚が決まる前に親に事前報告しておく?
離婚が決まってから親に事後報告する?
どちらにもメリット・デメリットがあります。

離婚することを事前に親に報告しておくメリットとデメリット

もしあなたが幼い子供を連れて実家に戻ることを考えているのなら、予め離婚することを親には報告しておくほうがよいでしょう。
離婚後のシングルマザーはとても大変です。
そこには両親のバックアップは不可欠です。
・住まい
・子育て
・経済的援助
これは離婚前から親に予め相談しておいて離婚後の暮らしの受入れ態勢を整えておかないといけません。
がしかし・・・
予め離婚のことを親に報告すると
離婚の進め方に親も口出ししてくる
古い考えの親なら離婚を理解してもらえない
というデメリットもあります。

離婚することを決めてから親に事後報告する

離婚で一番重要なことは夫婦の話し合いです。
そこに夫の親や妻の親がいろいろと口出ししてくると離婚話は余計ややこしくなります。
夫の親からすれば離婚する妻が最大の悪者
妻の親からすれば離婚する夫が最大の悪者
これはどうしても親の気持ちからすれば避けられません。
もし離婚を避けられた場合でも両家には修復はもはや難しい深い溝ができてしまいます。
それはいつか大爆発する時限爆弾にもなりかねません。

離婚が決まるまでは親には報告しない?
というのも得策な場合も多いです。

結局、離婚のことをいつ親に報告するかは状況次第

夫の年齢や妻の年齢
夫や妻の収入や財産など経済的状況
子供の年齢(転校?受験?思春期?)
などなどによって親に離婚することを報告するタイミングはそれぞれ異なってきます。
どうかヤブヘビにならぬよう慎重に決断してください。

子供がいる場合の離婚のタイミング

赤ちゃんがいる場合の離婚のタイミング

夫の浮気の多い時期が妻の妊娠中とも言われています。
妊娠中で発散できない性欲を他の女性で満たしたくなるからかもしれません。
しかし、そのことこそ妻が許せない気持ちも理解できます。
妻にとって妊娠はとても精神的・体力的にとても大変なこと
そんな妻が辛く大変な時期にいたわりもせず、挙句の果てに浮気?
そんなことがわかれば信頼関係も崩壊してしまい、夫婦仲も修復はできないかもしれません。
問題は赤ちゃんを連れての離婚はとても大変だということです。
幼い乳飲み子を連れていては働きに出ることもできません。
実親への離婚の切り出し方は慎重になることは大事ですが赤ちゃんを連れての離婚は実家の両親のフォーローも必須になってきます。
そのあたりの準備も考えておきましょう。

幼い子供の幼稚園や保育園の確保

待機児童問題が深刻なエリアもありますから受け入れてくれる幼稚園や保育園を確保することが難しい場合もあります。
離婚後の生活を考えればシングルマザーも働きに出なくてはいけません。
そんな時に幼い子供を預かってくれる保育園や幼稚園の確保は重要です。

離婚の決断するタイミングは子供が小学校に上がる前に?

逆に考えれば
離婚するなら子供が小学校に上がる前に
ということもいえるかもしれません。

離婚による子供の小学校や中学校の転校

離婚により今の家を子供とともに出ていくのならば子供は新しい引っ越し先の小学校や中学校に転校しなくてはいけません。
そのあたりは子供にとって大きな精神的ストレスを与える恐れもあります。
しっかりとそのあたりをフォーローしていく準備もしなくてはいけません。
成績が下がる可能性もある
新しい友だち作りに悩む
離婚による精神的ショックは幼い子供ほど大きいものです。
そこには大人の事情を幼い子供には理解できないことがあるからかもしれません。
離婚後の生活を考えれば、なかなかそんな余裕もできないのも理解できますが
できるだけ積極的にPTAなどにも参加
子供の友だち作りのフォロー(ホームパーティーなどのイベント作りなど)
できる範囲でかまいません。
ぜひそのあたりの配慮もしてあげてください。

子供の教育を考えたら離婚のタイミングは子供が高校に入学するまで待つ?

今の子供たちが置かれている状況も考えてあげましょう。
小学校や中学校の多感な時期ではまだまだ大人の事情で離婚することを理解できない子供たちも多いです。
できれば客観的・冷静に自分で離婚というものが理解できて判断できる年齢になるまで待ってあげることも可能であれば考えてみる必要もあります。
その時が来るまで仮面夫婦を演じ切る・・・?
ええ、それがどれだけ大変で辛い我慢であることはよく理解もしております。
逆に夫婦喧嘩が絶えない家庭で育つのも子供たちには悪影響を及ぼすかもしれません。
子供たちが自分たちの離婚についてどう感じ、どう考えるか?
時間をかけてゆっくりと子供たちと話し合う必要もあります。

離婚の準備は「きれいな別れ方」をするため

離婚で勝つ準備は「きれいな別れ方」

離婚ではきれいな別れ方をしなければなりません。
ええ、それはあくまで表面上のことであってもです。
できれば泥沼の離婚だけは避けけなければばらないのです。

泥沼の離婚は相手からの逆襲があるかも?

きれいな別れ方の離婚でないと思わぬ離婚相手からの逆襲も想定されます。
特に子供がいる場合の面会交流で
子供の親権を取り返しに来る?
なども考えられるからです。

ただでさえ経済的に苦しい状況に陥りやすいのがシングルマザーの現実です。
また子供にとっては躾で叱る母親に対して、甘い接し方ばかりする元夫のほうが魅力的に感じるかもしれません。
そのためにも次でお話しする
「あなたは悲劇のヒロイン!悪いのはすべて夫が原因!」ということを

離婚の準備は「あなたが悲劇のヒロイン」ということをみんなに認めさせるため

離婚で勝つ準備は「あなたが悲劇のヒロイン」ということをみんなに認めさせることも大事

離婚は当事者の夫婦だけではなく、親などを巻き込んでしまうこともあります。
また最悪の事態になれば「離婚調停」「離婚裁判」にまで発展してしまうこともあります。
最悪のことを想定しておくのが最善の離婚準備です。
そうなった場合に備えて万全の準備をしておかなければいけません。

そのためにあなたはみんなが認める悲劇のヒロインにならねばいけないのです。
それには客観的で決定的な証拠を掴んでおかないといけません。

もしも「離婚調停」などにまでもつれた離婚ならば周到な準備と客観的な証拠が必要です。
離婚調停で争うことは
離婚するか?しないか?
だけではなく
子供の親権
慰謝料
養育費
財産分与
などもあるのです。
そんな時には涙ながらの訴えなどは根拠がありません。
すべてに客観的な証拠の提出が必要になります。
それがあるからこそ「悲劇のヒロイン」とみんなが認めてくれることになるのです。

離婚を決意したからこそ「良い妻」「良い夫婦仲」を演じる

離婚を考える原因や事情には、いろいろあるでしょう。
それはもう「我慢の限界」をはるかに超えた精神的苦痛を伴うものです。
しかし、あえて私はこうアドバイスしなければなりません。
それは
離婚を決意したからこそ「良い妻」「仲の良い夫婦」を演じてください!
ということなんです。

浮気調査を早く!安く!簡単に!終わらせる!ために

もしも離婚の原因が「夫の浮気」ならば絶対です!
なぜなら浮気調査の探偵費用ってかなり高くつきの歯覚悟しなければなりません。
最低でも数十万円は覚悟しなければなりません。
そして、その浮気を立証するためにはきちんとした報告書が必要です。
ただのラインやメールなどのSNSは少々証拠能力は弱いのです。
できれば愛人宅やラブホテルへの出入りをおさえた決定的瞬間の写真を撮らなければなりません。
そのためには夫の警戒心をゼロの状態が一番重要です。
「おっ?浮気がバレてるかも?」
そんな状況ではいくらプロの浮気調査の探偵でも調査は困難と極めるのです。
だからこそ浮気が原因で離婚を決意したのならばあえて浮気をしている夫を無形秋にするためにも「良い妻」「仲良し夫婦」を演じ切る必要があるのです。
そうすればいとも簡単に夫の浮気の現場の決定的証拠を得られるでしょう。
それが後々 有利に離婚話を進める強力な武器になるのです。

夫の財産を調べる

婚姻期間中に築き上げた財産は夫婦の共同財産です。
しかし、離婚の話が進むと同時に半分を妻にすんなりと差し出す夫は少数でしょう。
では、それを強制的にふんだくるためには「離婚調停」「裁判」が必要になるかもしれません。
そんな場合は予め夫の財産を調べ上げておいて、調停委員にその内容を的確に伝えなくてはなりません。
株式ではその取引証券会社
預金であれば銀行と支店名(できれば口座番号)
不動産を持っていればその登記簿謄本
などなど夫が離婚に備えて財産隠ぺいををする前に証拠をおさえておかないといけません。
それには周到な準備と時間も必要です。

無警戒な夫だからこそできる浮気調査、財産調査

「しめしめ・・・浮気は気づかれていない」
「俺がどんな財産を持ているなんてわからないだろう」
そんな状況であればこそ簡単に知ら寝ることが出来ます。
そのためにも
離婚を決意したのなら、あえて仲の良い夫婦を演じ切らなければいけません。

離婚の準備で「正しい離婚の法律の知識」は重要

離婚の法律を正しく理解していますか?
多くの奥さまたちはよく自分に都合よく誤解されています。
それは
・離婚の成立
・子供の親権
・慰謝料
・養育費
などです。

離婚の成立は双方の離婚の合意が必要

「別れて!」
そう言って離婚届を差し出しても、相手がそれに署名捺印しなければ離婚は成立しません。
仮に相手に100%原因があってもです。
離婚は双方の離婚の合意があってこそ成立します。
それが無理なら
・別居してはいるが籍は残したままま仮面夫婦でいる。
・離婚調停をして離婚を成立させる
しかありません。
確かに長期間の別居は「婚姻関係の破綻」の条件として認められますが、それは役所ではなく家庭裁判所が認めることです。
それだけでは離婚が認められるわけではありません。

母親が必ずしも親権がもらえるとは限らない

昔はほぼ100% 子供の親権は母親でしたが今はそうとも断言できない時代です。
子育てするシングルファーザーって意外と多いのです。
ですから子供の親権を必ず得るためにも有利に離婚を進めてください。

慰謝料

慰謝料とは、離婚によって被る精神的苦痛に対して支払われるお金のことです。
慰謝料は、離婚の際に必ず支払われるものではありません。
離婚に至る原因を作った側に対して精神的苦痛を被ったとされる配偶者が慰謝料の請求をすることができるのです。
離婚理由が「性格の不一致」「価値観の相違」など、どちらかが一方的に悪いわけではない場合は慰謝料の請求ができなくなります。
だからこそきちんと「浮気の決定的証拠証拠」や「夫の財産調査」を済ませてから離婚の話に進む方が得策かもしれません。

養育費

養育費の相場ってご存知ですか?
おそらくあなたが考えているほど養育費って高い物ではないのです。
調停などで養育費が決められる場合は基準があります。
それは子供の年齢や人数、夫の年収と妻の年収によって算出されます。
ここでは詳細は割愛しますがひとつの例をご紹介しておきます。

養育費の計算例

・「0~14歳の子どもがひとり
・妻の年収200万円(会社勤め)
・夫の年収600万円(同じく会社勤め)」

養育費は月4~6万円程度

養育費だけで離婚後の生活は成り立ちません。
また離婚の時にきちんと公正証書などの離婚協議書を残しておかないと養育費を払わない夫に法的措置はとれないのです。
世の中には子供が成人するまで養育費を払い続ける夫のほうが少ない!という現実知って負いいてください。
だからこそ、離婚後の経済的基盤は予め考えておかなければいけません。

離婚の準備のまとめ

離婚に勝つには周到な準備と対策が必要です。
ですから
浮気が原因の離婚なら予め決定的な証拠をとっておく
離婚による財産分与では夫の財産を調べておく
離婚に関する法律を正しく理解しておく
ことが大事です。