夫婦で話し合って離婚することにした。
しかし、頭を悩ませるのは
「離婚のことを子供にどう伝えるか?」
かもしれません。
幼い子供や思春期の子供にとって父親と母親が別れることがどういうことなのか?
簡単には理解できなくて当然です。
下手な子供に離婚の伝え方だと子供の心に大きな傷を負わせてしまうこともあるのです。
離婚を子供に伝え方の注意点
子供がいる家庭なら離婚は夫婦だけの問題ではありません。
子供にとっては親の離婚は大きな衝撃を与える大問題でもあります。
しかし、夫婦で話し合って(あるいは調停裁判をしてでも)離婚することが決まった場合、そのことを子供にどう伝えればいいのでしょうか?
気をつけて欲しいのは
妻のあなたは離婚で赤の他人になれても、子供にとってはずっと父親なのです。
あなたにとっては最低最悪の夫だったとしても、子供からすれば良い父親だったのかもしれないのです。
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【離婚を子供に伝える時の注意点】
- 相手の悪口は言わない
- 子供が離婚の原因ではないことを伝える
- 子供に決断を迫らない
- 離婚しても親であることは変わらないことを伝える
- あなたの気持ち正直に伝える
離婚を子供に伝える時の注意点① 相手の悪口は言わない
離婚の原因は人それぞれです。
・浮気や不倫
・経済的困窮
・DVやモラハラ
離婚に至った原因や理由を子供に細かく説明したい気持ちもよくわかります。
しかし、離婚のことを子供に伝える時に相手の悪口ばかりを言うのはやめましょう。
あなたにとっては最悪の夫でも、子供からすればたった一人の父親なのです。
妻のあなたが言う夫の悪口は、かえって子供自身が責められているような勘定になってしまうのです。
なぜなら子供はその親の分身であり、まるで自分自身が否定されているように感じてしまうからです。
どんな事情や理由があっても、できるだけ相手の悪口を言うことは控えましょう。
離婚を子供に伝える時の注意点② 子供が離婚の原因ではないことを伝える
「あなたのために離婚するのよ」
「今まで離婚を我慢してきたのはあなたがいたからなのよ」
そんなまるで離婚を子供のせいにするような伝え方をする妻も少なくありません。
でもそれでは子供にとって
まるでこの離婚が自分のせいである
ような気持ちになってしまいます。
自分のせいで親が離婚したと勘違いしてしまうと、子供には一生大きな心の傷にもなりかねません。
いくら子供のためと考えていても、離婚は夫婦の問題です。
そこに子供を巻き込んではいけません。
離婚を子供に伝える時に
・子供のために
・子供のせいで
そんな風に受け止められるような説明は避けましょう。
離婚を子供に伝える時の注意点③ 子供に決断を迫らない
「離婚は子供の気持ちを考えたうえで決断したい」
そう考えるお母さんは少なくありません。
そこでつい、離婚のことで子供に決断を迫っててしまう母親も少なくないのです。
特に子供の親権で問題が出てきそうな夫婦ではよくやってしまいがちです。
「パパとママとどっちと暮らしたい?」
これは子供にとってはを答えられない質問なのです。
「子供の気持ちを大事sにしてあげたいから?」
でもこれは離婚することへの子供に感じる負い目への言い訳ではないでしょうか。
離婚に関して、子供にどんな質問をしても子供からすれば簡単に答えられるものではないことなことを知っておいてください。
子供からすれば答えられない質問をされることで心の中の不安や心配を増大させているだけなのです。
子供を思う気持ちを勘違いしてはいけません。
「たとえ離婚しても、子供のあなたは私がしっかり守っていくいくから」
と安心させることが大事です。
夫婦の離婚の問題に子供を巻き込んではいけないのです。
離婚を子供に伝える時の注意点⑤ あなたの気持ちを正直に伝える
感情的にならず、冷静にあなたの気持ちを正直に伝えるようにしましょう。
なぜなら子供にとって
「どうしてうちの親は離婚したんだろう?」
とずっと心の中にモヤモヤが残るからです。
相手の悪口は言わずに子供に自分お気持ちを伝えるのは少し難しいかもしれませんが、子供も成長すればきっとそのことが理解できる時も来ると思います。
離婚の伝え方は子供の年齢によって変わる
親の離婚を子供はきちんと理解できるのでしょうか?
まだ幼い子供ならとても理解はできないと思います。
思春期なら思わぬ反発を招くかもしれません。
まだ幼い子供には?
まだ幼い子供には、いくら説明しても親の離婚は理解できないことでしょう。
でも、いつかそのことを話す時が来るかもしれません。
その覚悟もしつつ
「どこか遠くに行った(行く)」
とだけ伝えるのもいいかもしれません。
しかし、いずれ自分が片親であることがまわりの普通の子供とは違うことに気づく時がやってくれうでしょう。
「逢いたくなったり寂しくなった時は、いつでも電話やメールをしていいんだよ」
「別々で暮らすことにはなるけど、あなたのお父さん(お母さん)であることには変わりないから」
そんな説明で伝えるのもいいかもしれません。
思春期の子供には?
思春期の子供なら、もうきちんと親の離婚について理解はできる年齢だと思います。
ですからもうひとりの大人としてきちんと離婚の理由などを説明してもかまわないのではないでしょうか。
ただ、思春期の子供の気宇持ちは不安定でもあります。
それが直接的間接的かはわかりませんが、親の離婚に傷ついて非行に走ったりする子供もいることは事実です。
ですので
・離婚後も連絡がとれること
・逢いたい時はいつでも会えること
はきちんと伝えていおきたいところです。
また、これからの生活のこと
・学校や友だち
・経済的環境
・進学
・住まい)
離婚に際して大きく接活環境が変わることに対して、この年齢になれば客観的に判断できるかもしれません。
ただ、それがあなたの望む結果でなくても、子供の下した判断を優先してあげましょう。
離婚を子供への伝え方は難しい
実際、離婚を子供に伝えるのはとても難しいのは覚悟しておきましょう。
できれば
離婚なんかして欲しくはない
というのが子供の本音でしょう。
でも、どうして離婚しなくてはならない理由を
焦らず時間とかけて
感j教的にならず冷静に
子供に伝えていく姿勢が大切です。